パレットへの積み方を解説!積み方の覚え方のコツも【全画像有り】

パレットへ荷物を積む際には様々な積み方があります。

今回はパレットへの積み方=パレタイズのパターンを、頻度の高い順番に解説致します。

1番使用される4回しから、積み方がやや複雑な9回しなど、全部で9種類の積み方についてポイントを交えて解説します。

※使用頻度があまり高くない積み方や解説の必要性が低いものは省略させていただきます。

※パレタイズパターンの一覧表を作成致しました。ご自由にダウンロード・印刷してご利用ください。
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パレタイズパターン一覧表

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パレットへの積み方の基本【何回し、何段切りとは?】

何回しとは?

パレタイズの際によく使用される『何回し』という言葉についてですが、これは1面に何個置き積んで行くかという意味を表します。

パレットへ積む際、1段目2段目3段目と同じ向きで積んで行くと不安定になり、フォークリフトでの積み付けの際、荷崩れの原因になります。その為多くの場合1段目と2段目は違う向きで積みます。

つまり、1段目、3段目、5段目が同じ向きで、2段目と4段目が同じ向きに積むという事です。こうする事によって荷崩れを防ぐ事ができます。

何回しと表現されるのは段数が変わるごとに積み方のパターンが回転しているように見える為です。

反対に、全て同じ向きで積む事を『棒積み』と呼びます。

何段切りとは?

1段で積み方を変える場合、1段切りという言い方をします。

1面に4個荷物を置いて1段ごとに違う向きにした場合、『4回し、1段切り』です。

1段目と2段目を同じ向きで積み、3段目と4段目を同じ向きで積んだ場合、2段切りと表現します。例えば1面に8個置いて、2段ごとに置く向きを変えた場合、『8回し、2段切り』という言い方になります。

パレタイズ時、現場での実際のやりとり

『この荷物は棒積みで大丈夫ですか?』
『不安定なので2段切りで回してください』

フォークリフトでの積み付けがしやすいようにこういったやり取りが実際に現場で行われます。

4回し『1面に4個』

4回し
基本の4回しです。1面に4つ置きます。サイズの大きい荷物など、1面に4つしか載らない場合は、基本的にこの積み方になります。パレタイズにおいて最も使用頻度が高い積み方の1つなので必ず覚えて下さい。

5回し『1面に5個』

5回し
5回しです。4回しと同様頻繁に使用される積み方です。パレットサイズが長方形で荷物が大きい場合、この積み方になります。

8回し『1面に8個』

8回し

8回しも非常に頻繁に使用されます。4回しの1個を2つに分解した積み方と考えると分かりやすいです。慣れれば積む際に迷う事は無いはずです。

7回し『1面に7個』

7回し
7回しは上記3つに比べると使用頻度は落ちますが、しかしながらこれも良く使用されます。4つの塊と3つの塊を合わせると理解してください。

10回し『1面に10個』

10回し
10回しは6の塊と4の塊を合わせると覚えて下さい。8回しよりも荷物が小さい場合、この積み方を検討してください。

12回し『1面に12個』

12回し

12回しは8回しの応用となります。8回しよりも荷物が細い場合この積み方となります。この12回しも4回しの積み方を細分化したと考えれば難しくありません。4回しの1つの部分に3つ置くと覚えてください。

16回し『1面に16個』

16回し

16回しは更に荷物が細い場合です。考え方も上と同様です。このくらいの荷物のサイズになると最低2個同時に持てるはずなので、実質的には8回しと変わりません。ただ、積み付けの際に1個1個が微妙にずれて綺麗に積めない事が多いです。パレタイズは1面の荷物が多ければ多いほど不安定になります。気を付けてパレットへ積んでください。

24回し『1面に24個』

24回し
24回しは1個の荷物が非常に小さい場合に使用されます。これも8回し、16回しと同様の考え方となります。6の塊を4つ合わせて積みます。24回しは、16回しなどど違って1個が正方形に近いのでタテヨコの向きが分かりにくいです。タテヨコ間違って積んでしまうという事がありますので注意が必要です。

9回し『1面に9個』

9回し

最後は9回しとなります。9回しは先に説明させて頂いた8、16、24回しなどと違い、積み方を間違う可能性が高いです。パッと見た時に8回しに近いのですが、それよりも1個多く、パレットの中の空洞部分が2つあるという特殊な形をしています。4回しを細分化したと考える事はできません

9回しを上から見た図(1段目)

9回しの1段目
9回しを上から見た図です。1段目はこのように積みます。

9回しを上から見た図(2段目)

9回しの2段目

2段目の図です。

9回しの積み方(考え方・ポイント)

1段目と2段目を比較してください。中央部分の1個は向きが変わっていません。つまり、この1個を起点として余ったところに荷物を置いていくと間違いが少なくなります

更に、9回しの1段目を確認すると左上と右下部分が風車のような形をしている事が分かります。2段目は風車部分の位置が右上と左下になっているので、これを変えればいいことが分かります。

すなわち、9回しで積む際は、まず中央部分の1個を置き、風車部分を前の段とずらした部分に作り、最後に余ったところに荷物を置く、とすると分かりやすく積む事ができます。

パレットの積み方の基本は焦らず丁寧に

4回しなどは慣れれば間違う事はありませんが、24回しや9回しなど、慣れている人でもあれ?と思うような積み方があります。積み方を間違ってしまうとそのパレット全てを積み直しなどという事になりかねませんので、焦らず丁寧に積む事を意識しましょう。

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