デバンニング、もしくは海上コンテナからの荷降ろしという言葉を聞いた事はないでしょうか?
今回は、デバンニングについて解説致します。
目次
デバンニングとは?
デバンニングとはコンテナから荷物を取り出す作業のこと
デバンニングとは、海上コンテナに入っている荷物を取り出す作業の事です。
海上コンテナとは
普段あまり意識した事は無いと思いますが、以下のようなものが海上コンテナです。
海外から輸送されてきた貨物が中に入っています。内容物は様々ですが、商品であったり、製品の原材料であったり、あらゆる国からの輸送物がこの中に入っています。この中に入っている貨物を取り出す作業がデバンニングです。
基本的にこのようにパレタイズ(パレットに積みつけ)して取り出していきます。また、すでにパレタイズされている状態でコンテナに入っている事もあります。この場合は多くの場合フォークリフトでそのまま外に出します。
デバンニングと荷降ろしの違い
デバンニングと荷降ろし(荷下ろし)はほぼ同一の意味となります。
デバンニング(devanning)はコンテナの内容物を外の出す作業の事です。
つまりフォークリフトを使って貨物を取り出す場合も、手作業で貨物を取り出す場合もデバンニングです。
しかし、貨物をフォークリフトで外に取り出す場合は荷降ろしとはあまり言いません。荷降ろし作業と言うケースは手作業の場合が多いです。
バンニングとは
デバンニングとは反対にバンニングというものがあります。これは空のコンテナに貨物を詰めていく作業の事です。
コンテナの中にはどんな物が入っている?
倉庫によって扱っている商品が違います。よってコンテナの中身も倉庫によって様々です。
一般の店舗で売られている商品であったり、食品の原材料であったり、多種多様の物が入っています。コンテナの中に入っている貨物の例を挙げてみます。
- 家電製品
- 食品の商品(パスタなど)
- マスクなどの雑貨類
- 食品の原材料(豆類、パウダー系の原材料など)
- タオル・ブランケットなど
これらは一例ですが、とにかく海外で生産された物がコンテナの中に入っています。
デバンニング(コンテナ荷降ろし)作業の流れ
荷降ろし作業の流れは非常にシンプルです。
- まず、倉庫についたコンテナを開封します。(封印がしてあるので、ナンバーが合っているか確認してからカットします)
- パレットを準備し、中の内容物をそのパレットに移し替えます。
- 1つのパレットが詰み終わったらフォークリフトで移動し、次のパレットに移し替えていきます。
- 内容物を全てパレットに移し替えて、コンテナが空になったら最後にコンテナ内を掃除して終了。
1のコンテナの封印カット作業については、多くの場合アルバイトの方はやりません。通常倉庫の社員の方が行います。
送られてきたコンテナのナンバーが予定と違っていたり、封印が既に切られていた場合そのコンテナを倉庫が受ける事はできません。この確認を慎重にしなければならないので多くの場合倉庫の社員の方が開封する場合がほとんどです。その日初めて来たアルバイトの方がこの作業をする事はまずありません。
まとめ
以上、デバンニングについて解説致しました。
これからデバンニングのアルバイトをするという方は具体的な流れを別記事で解説していますのでご参考にしてください。