ハンドリフトの使い方を画像付きで解説 使う時の注意点も!

倉庫作業でよく使用されるハンドリフト(=ハンドフォークリフト、=ハンドフォーク)の使い方について解説致します。ハンドリフトにも電動補助が付いているタイプがありますが、今回は完全に手動のものについてです。ツメを挿し、パレットを上昇させ、移動するまでを流れに沿って画像付きで解説致します。

ハンドフォーク1

ハンドリフトとは?

ハンドリフトとは手動でパレットを移動させる事のできるリフトの事です。ハンドフォークリフトやハンドフォークなどとも呼ばれます。英語での正式名称はハンドパレットトラック(Hand Pallet Truck)です。物流倉庫だけではなく、スーパーなどの店舗でも使用されるので見た事がある人は多いのではないでしょうか?

ハンドフォーク7

これがハンドリフトです。赤い部分のツメをパレットに挿し、黒い部分のレバーとハンドルを操作してパレットを持ち上げ移動します。写真のハンドリフトは電動ではありませんが、1500kgまで移動する事が出来ます。(この製品はMAX 1500kg)

電動でないのにそこまでの重量が移動できるのか疑問に思われるかもしれませんが、油圧の力とローラーだけで十分に可能です。この重さ(どのくらい重いのか)については後述致します。

ハンドリフトの使い方

ハンドリフトの操作方法はメーカーが違ってもほぼ同じとなります。ただ、唯一違うのがレバーの操作方法です。レバー位置がメーカーによって異なる可能性があるのでこの点については製品もしくは説明書を確認してください。

1.ツメをパレットに挿す

まず最初にハンドリフトのツメをパレットに挿します。

ハンドリフト3

これがツメです。これをパレットに挿します。ツメが上昇している状態ではパレットに挿すことができませんのでツメを下降させた状態にします。

ハンドリフト9

ハンドルについているレバーを数回引きます。(握力計のグリップのように)こうする事でツメを下降させる事ができます。一番下になったらパレットに挿しましょう。

ツメが上がっている状態

ハンドリフト4

ツメが下がっている状態

ハンドリフト5

パレットにハンドリフトを挿す時のコツ

パレットに挿す時はあるていど勢いを付けて挿した方が上手くさせる場合があります。ハンドリフトとパレットのサイズ規格が完全に合っていればスムーズにさせるのですが、そうでない場合は勢いをつけて挿してみて下さい。上手く挿せない時は若干ツメを上昇させて挿してみて下さい。それでも挿せなければ更に上昇や下降を繰り返し、上手くパレットの高さに合わせてください。

2.パレットを上昇させる

次にパレットを上昇させます。

ハンドリフト11

まず、レバー(写真参照:指が掛かっている部分)を上昇ポジションに移動します。この上昇ポジションについては前述したように製品によって違う可能性があります。不明な場合はハンドルを動かして上昇するようであればそこが上昇ポジションのレバー位置です。

この製品の場合はハンドルポジションがハンドル部分のシールに記載されています。

ハンドリフト12

(レバーを上に引くとツメが下降し、UP位置にすると上昇、移動する場合はN(ニュートラル)ポジション)

次にハンドル(黒い部分の取手)を前後に動かします。こうする事でパレットが上昇します。何度が上昇させるとそれ以上上がらなくなります。

パレットを上昇させた状態

ハンドフォーク1

パレットを上昇させる時の注意点

ハンドルを引く際は力は一切必要ありません。油圧の力で上昇するので、荷物が崩れないかなどを注意して慎重にパレットを上昇させてください。

3.パレットを引いて移動する

先ほどのレバーをニュートラルポジションにします。(UPポジションでも移動は可能ですが、ニュートラルにすることでハンドリングが楽になります。参考:説明書)

次にパレットを慎重に引きます。この時勢いを付けて引いてしまうと積まれている荷物が崩れる恐れがあります。ここでも慎重にゆっくりと引きましょう。

ハンドリフト2

基本的にハンドリフトを移動させる際は押して移動ではなく、引きながら移動します。目的の位置まで移動する事ができたらその時点で方向を調節し、最後に押してパレットを移動させます。そして最後に下降させます。

なぜパレットを引きながら移動する?

前方が荷物の死角で見えなくなる可能性がある為です。また、重量物のパレットの場合は押すよりも引いた方が力を込める事が出来るので多くの場合引きながら移動します。

急ブレーキの方法

パレットを引きながら移動している時、危機回避のために急ブレーキをしたい時があるかもしれません。決して推奨はされませんが、非常事態で急ブレーキしたい時はハンドルレバーを複数回引きます(最初にツメを下降させたときの方法)。こうする事でパレットが地面と接触し、移動が止まります。しかしこの方法は荷物を高めに積んでいる場合ほぼ確実に荷崩れを起こしてしまいます(ラップなしの場合)。ですので本当に危機回避の時だけ使用してください。

移動する方向に危険が無いかを常に確認しながら移動するのが非常に大切です。重量にもよりますが、引いて移動している時に逆方向に押して止めようとしても急には止まりません

4.パレットを下降させる

目的位置まで移動できたらツメを一番下に下降させます。これは最初にツメを挿す時に行った方法と同じです。レバーを複数回引くだけです。

次にツメをパレットから引き抜きます。

ハンドリフト14

ハンドリフト13

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これでハンドリフトによる移動が完了しました。

ハンドリフトは女性でも使える?どのくらい重い?

ハンドリフトは女性でも使用できます。ただし、余りにも高重量の荷物の場合、女性では難しい場合があります。具体的にはパレット積載量が500kgを超えてくるとハンドリフトを押す時にかなりの力が必要になってきます。(前述しましたが、最後の目的場所に微調整して止める場合は押します)

逆に200-300kg位の場合は女性でも軽々と移動することができます。

ただ、これに関してはハンドリフトの性能や油圧やローラーの不良などにも影響してくるので一概には言えません。不安であれば最初は補助の人に付いてもらい一人で可能かどうか判断してもらうのをおすすめします。

ハンドリフトについてよくある質問とコツ

耐荷重以内の荷物なのに重くて引けない

ハンドリフトが劣化している可能性があります。油圧やローラーの点検をおすすめします。一時的な対処法ですが、KURE 5-56などの潤滑油をローラーに使用すると移動がスムーズになる場合があります。

ツメがパレットに入らない

パレットの規格とハンドリフトの規格はあっていますか?合っているのであればツメの高さを調節してみましょう。最下段になっているのであれば、少し上げたり下げたりして調節してみてください。それでも無理であれば少し勢いを付けて挿してみてください。

移動している時にパレットが傾く

片側に荷物の重量が寄ってしまっている、もしくはツメの挿す位置が左右どちらかに寄っている可能性があります。

ツメが奥まで挿せない位置にパレットが置いてある

パレットのすぐ奥に何か物が置いてあり、ツメがパレットの奥まで挿せない場合です。この場合はツメを少しだけ挿して左右に振りながらパレットを徐々に手前に引きます。かなり力とコツの必要な作業となります。左右に振るときは必ず荷物が崩れない事と左右に振っても安全な場所かどうかを確認してから行ってください。

決して無理をしないで、不可能な場合は電動のフォークリフトで作業してください。

ハンドリフトを使用する時に絶対に注意する事

必ず安全靴を使用してください

パレットを引いている時、勢いが余ってローラー部分で足を引いてしまう可能性があります。必ず安全靴を使用してください。

死角がある状態で極力押さない

パレットに荷物を高く積むとその分死角が出来ます。その状態で押しながら移動すると事故の元になります。極力引いて移動する事を心がけてください。

引いて移動する際は絶対に後方確認を

引きながら移動している時、後方に障害物があり、万が一転倒した場合非常に危険です。確実に後方を目視しながら慎重に引いてください。ハンドルからは絶対に手を離さないでください。

近くに人がいる場合は確実に安全確認を

ハンドリフトは手で移動できるので重量についての意識が薄くなりがちです。しかし、何百キロという荷物と壁に挟まれたりしたら大変に危険です。人が近くに来たときはまず減速を頭に入れて作業してください。

まとめ

以上ハンドリフトの操作方法と注意点となります。手軽に使えて便利な物ですが、コツと注意が大いに必要となります。安全第一でご使用をお願い致します。

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