フォークリフトの免許取得に掛かる費用と流れについて解説致します。
※当ページで解説されている内容は、トヨタL&F(2022年4月時点)を参考にしたものです。より詳細な情報をご覧になりたい場合は公式ページをご確認ください。
→トヨタL&F フォークリフト運転技能講習
フォークリフト免許取得の費用
フォークリフト免許は、普通自動車免許の有無等で取得の費用が変わります。
トヨタL&Fでの資格取得費用は以下の通りです。(2022年4月時点)
コース | 講習料金 | テキスト代 |
合計(税込)
|
Aコース
(11時間) |
13,500 | 1,600 | 16,610円 |
Bコース (15時間) |
15,500 | 1,600 | 18,810円 |
Cコース (31時間) |
33,000 | 1,600 | 38,060円 |
Dコース (35時間) |
39,000 | 1,600 | 44,660円 |
各コースの概要は以下の通りとなります。
- Aコースは、大型特殊自動車、または大型特殊自動車第二種免許を有する方。若しくは大型特殊自動車免許(カタピラ限定)・大型自動車・中型自動車・準中型自動車・普通自動車の免許いずれかを有する方で、特別教育終了後、1t未満のフォークリフトの運転業務に3ヶ月以上従事した経験のある方。
- Bコースは、運転免許証を有しない方で、特別教育終了後、1t未満のフォークリフトの運転業務に6ヶ月以上従事した経験のある方。
- Cコースは、大型自動車・大型特殊自動車(カタピラ限定)・中型自動車・準中型自動車・普通自動車の免許いずれかを有する方で、フォークリフトの運転未経験の方。
- Dコースは、ABCのいずれにも該当しない方。
AコースとBコースは特殊自動車免許を所有している方か、フォークリフトの特別教育を受けた事のある方が対象になるので、多くの場合該当しないかと思います。
つまり、トヨタL&Fでフォークリフト免許を取得する場合、
普通自動車免許を持っている方は、38,060円。
普通自動車免許を持っていない方は、44,660円。
となります。
資格取得までの流れ
合計何日でフォークリフト免許を取得できる?
フォークリフト資格取得の日数は以下の通りです。
普通自動車免許を持っている方は、計4日(学科1日・実技3日)。
普通自動車免許を持っていない方は、計5日(学科2日・実技3日)。
大型特殊自動車免許を持っている場合や、特別教育終了後、フォークリフトの運転業務に従事した事のある方は、上記日数から2日講習を免除されます。詳しくは公式HPでご確認ください。
講習はどのような日程?
平日連続して4日、もしくは土日を2週連続などの日程があり、予約して申し込む形になります。各日程には定員がありますので、お早めに予約される事をおすすめします。
フォークリフト免許取得までの流れ(普通自動車免許有りの場合)
- 1日目:学科講習・学科試験
- 2日目:実技講習(基本操作、走行練習)
- 3日目:実技講習(走行練習、荷役操作)
- 4日目:実技講習(荷役操作手順)・実技試験
となります。
普通自動車免許を持っている場合、学科講習は1日(当日試験)で、残りの3日は全て実技(3日目に試験)という流れになります。
普通自動車免許を持っていない場合は、学科講習が+1日増えます。ご説明した通り、大型特殊自動車免許を持っている場合や、特別教育終了後、フォークリフトの運転業務に従事した事のある方は、実技講習が2日免除されます。
学科講習・試験の流れ
ここからは具体的に学科講習、及び試験の流れについて説明致します。
学科1日目(普通自動車免許有の場合免除)
学科1日目は終日フォークリフトの装置に関する講習になります。普通自動車免許を持っている場合はこの学科講習1日目が免除されます。
学科2日目
8:00~ | フォークリフトの荷役装置の構造に関する知識 |
10:10~ | フォークリフトの荷役装置の取り扱い方法の知識 |
12:10~ | 休憩 |
13:10~ | フォークリフトの運転に必要な力学に関する知識 |
15:20~ | 関係法令についていの知識 |
16:30~ | 学科試験 |
以上のような流れとなります。昼休憩以外に、2時間ごとに10分程度の休憩があります。
実技講習・試験の流れ
実技講習の流れは以下の通りとなります。
実技1日目
8:00~ | フォークリフトの基本操作説明、装置説明 |
10:10~ | 走行の基本、荷役装置の基本操作 |
12:10~ | 休憩 |
13:00~ | フォークリフトの走行操作 |
実技1日目は、フォークリフトの基本装置、操作の説明を受け、簡単な操作練習を行います。
- 目印まで前進し、停止。その後既定の位置まで後退。
- 左回転の前進、右回転の前進練習。
- 左回転の後退、右回転の後退練習。
- スラローム練習。
- 荷物をツメに挿した状態での走行練習。
1日目は本格的な荷役操作は行いません。基本的な前進、後退を繰り返して練習します。
実技2日目
2日目受付時 | 終了証用の写真撮影 |
8:00~ | フォークリフトの走行操作 |
12:10~ | 休憩 |
13:00~ | フォークリフトの走行操作 |
13:40~ | フォークリフトの荷役操作 |
15:10~ | 実技試験コースの練習 |
実技2日目は、1日目よりも複雑なコースを走行しての練習となります。
尚、2日目の受付時に終了証用の写真撮影がありますので、受付前に身だしなみのチェックを行う事をおすすめします。
- 金属の障害物を設置しての走行練習。
- 前進、左折、停止、後退、前進…など1日目よりも複雑なコース練習。
- 実技試験コースの練習。
PM15:10からは実技試験コースの練習に入ります。
実技3日目
8:00~ | 実技試験コースの練習 |
12:10~ | 休憩 |
13:00~ | 実技試験コースの練習 |
16:20~ | 実技試験 |
実技3日目は徹底して実技試験コースの練習を行います。最後に実技試験を行います。
合格だった場合、実技試験終了後に終了証を即日発行してもらえます。
フォークリフト講習(学科・実技)に必要な持ち物
フォークリフト講習に必要な物は以下の通りです。
- 受講票
- 身分証明書
- 筆記用具(蛍光マーカー必須)
- 雨天用の雨具
- 昼食(要確認)
- 防寒具(冬の場合)
筆記用具は学科講習時に使用します。ボールペンと蛍光マーカーは必須です。特に教材にマークする為の蛍光マーカーは必ず持参しましょう。重要ポイントを教官の方が教えてくれます。試験対策の為、必須とお考え下さい。教習所によっては配ってくれる事もありますが、念のため持参しましょう。
昼食は、お弁当を注文できる教習所もありますが、これについても確認してください。昼休憩の場所は各自の車の中、学科講習時の教室などです。外出も基本は自由ですが、休憩時間に注意してください。
冬の場合、防寒具は必須になります。手袋やネックウォーマーをおすすめします。
まとめ
以上がフォークリフトの資格取得までの流れとなります。